米 27の州と首都ワシントン 一部の業種除き出勤禁止措置

米 27の州と首都ワシントン 一部の業種除き出勤禁止措置
アメリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、26日までに半数以上の州が、一部の業種を除いて、すべての労働者の出勤を禁じる措置に踏み切り、こうした措置を実施する州はさらに増える予定です。
アメリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、26日の時点で半数以上の27の州と首都ワシントンが、警察や医療従事者など一部の業種を除いて、すべての労働者の出勤を禁じる措置に踏み切り、28日までに、さらに3つの州が実施する予定です。

このうち、感染者が最も多いニューヨーク州のクオモ知事は26日の記者会見で、死亡した人が1日で100人増えたと明らかにしたうえで「今後どのようなシナリオでも、現在の医療システムの受け入れ能力を超えるのは明らかだ」と述べて、病院の収容能力の拡張に全力を挙げる姿勢を強調しました。

また、デブラシオ市長は26日の記者会見で、スーパーや薬局、食料品店に対し、重症化のリスクが高い高齢者のために、営業が始まる前の時間帯に入店できる時間を設けるよう要請するなど、感染の予防に向けて協力を求めました。