WHOテドロス事務局長の辞任求めネット上で署名活動

WHOテドロス事務局長の辞任求めネット上で署名活動
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長の対応をめぐり、インターネット上では「事態を過小評価していた」などとして、辞任を求める署名活動が展開されていて、これまでに56万人以上から賛同する署名が集まっています。
欧米を中心に新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、インターネット上ではWHOのテドロス事務局長の対応を批判する声が出ていて、辞任を求める署名活動が展開されています。

アメリカで立ち上げられたサイト「チェンジ・ドット・オーグ」(Change.org)で行われている署名活動では、27日午前7時の時点で、56万人以上から賛同する署名が集まっています。

発起人は、テドロス事務局長の辞任を求める理由について、「事態を過小評価していたことが、感染拡大を防げなかった原因の1つだ」などと指摘しています。

そのうえで、「WHOは政治的に中立だと思っていたのに、私たちは本当に失望している。テドロス氏は客観的な調査をせずに、中国政府から報告される死者や感染者の数をうのみにしている」と批判しました。
これに関連して麻生副総理兼財務大臣も、26日、「早い話が、WHOが『ワールド・ヘルス・オーガナイゼーション』ではなく、『チャイニーズ・ヘルス・オーガナイゼーション』ではないかと、『CHO』に直せという声が、わんわん出たことがもとだ」と述べました。

一方で、テドロス事務局長は、辞任を求める署名活動についてこれまでのところ直接、言及していません。