新型コロナウイルス 米NY州では患者の収容能力拡張が課題に

新型コロナウイルス 米NY州では患者の収容能力拡張が課題に
感染者が急増するアメリカで、半数以上を占めるニューヨーク州では、患者を受けいれる能力をいかに拡張するかが喫緊の課題となっています。
このうちニューヨーク市の5つの区のうち、最も感染者が多いクイーンズ区にある拠点病院では26日、病院の外に設置された簡易検査施設に新型コロナウイルスの検査を希望する人たちの列ができていました。

列に並ぶ人たちは、前後の人とは2メートル以上の距離をとっていて、一様に不安そうな表情を浮かべていました。
また、ニューヨーク市中心部マンハッタン区では、今後さらに死亡する人が増える場合に備えて仮設の遺体安置所の設営が始まっています。

仮設の遺体安置所は大型のテントのような形で、マスク姿の作業員たちが、周りから中が見えないように囲いなどを準備している姿が見られました。