ひきこもり 4人に1人「病気でも頼れる人おらず」

ひきこもり 4人に1人「病気でも頼れる人おらず」
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ひきこもりの人のうち、およそ4人に1人が急な病気など困ったときにも頼れる人がおらず、孤立した状況にあることが支援団体が行った調査でわかりました。
この調査は、ひきこもりの経験者などで作る「ひきこもりUX会議」が、去年の秋にインターネットなどを通じて行ったもので、現在、ひきこもっていると自認している14歳から71歳までの940人から回答がありました。


それによりますと、ひきこもりを始めた年齢は平均22.6歳で、ひきこもった期間を年代別に見ますと、10代では2.5年でしたが、20代では6.5年、30代では10.6年、40代以上では14年余りで、年代が高いほど長期化する傾向が見られました。

また、4人に1人に当たる28%余りが、急な病気など困ったときに頼れる人がいないと回答しました。

家族と同居している人でも心理的に孤立した状況に陥っていることが浮き彫りになりました。

また、相談や就労支援などの行政サービスを利用したことがある人のうち、およそ9割が、課題があると感じていると回答しました。

具体的には「ハローワークで経歴を見て説教されて傷ついた」とか、「相談に行ったがたらい回しにされ支援を受けられなかった」と言った声が寄せられました。

調査にあたったひきこもりUX会議の林恭子代表理事は、「ひきこもりが長期化し、多くの人が孤立を深めている一方、支援の側が当事者の苦しさを受け止め切れていない実態がわかってきた。今回の調査結果を支援側に届けて改善につなげたい」と話しています。