東京都 感染経路不明が4割 「外出は控えて」

東京都 感染経路不明が4割 「外出は控えて」
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東京都内で確認された新型コロナウイルスの感染者のうち、今週に入っておよそ4割が感染経路を把握できておらず、都は、「どこで感染したかはっきりしない人がいる」として、人が集まるところを避けたり不要不急の外出を控えたりするなどして、感染を防ぐ対応をとるよう呼びかけています。
東京都は6日夜記者会見を開き、都内で新たに47人の感染が確認され、このうち半数を超える24人の感染経路が今のところ把握できていないことを明らかにしました。

今週に入って都内の感染者数は増え続けていて、今月22日から26日までの5日間に確認された123人の感染者のうち、感染経路を把握できていない人はおよそ4割にあたる53人にのぼっています。

都の担当者は、「どこで感染したかはっきりしない人もいるので、感染した地域や接触した人を把握しなければならない」と述べ、感染経路の特定を急ぐことにしています。

都は、人が集まるところを避けたり不要不急の外出を控えたりするなどして感染を防ぐ対応をとるよう呼びかけています。
今月に入って東京都が発表した、1週間ごとの感染者の推移とその内訳です。

▼今月1日から7日までの1週間は感染者全体が27人で、
このうち
▽都として感染経路が把握できていない人は15人、
▽海外から帰国した人はいませんでした。

▼8日から14日までの1週間は全体が23人で、
このうち
▽感染経路が把握できていない人は10人、
▽海外からの帰国者は6人でした。

▼15日から21日までの1週間は全体が49人で、
このうち
▽感染経路が把握できていない人は27人、
▽海外からの帰国者は12人でした。

▼22日から26日までの5日間は全体で123人、
このうち
▽感染経路が把握できていない人は53人
▽海外からの帰国者は21人でした。