イギリスの中央銀行 政策金利を据え置き

イギリスの中央銀行 政策金利を据え置き
イギリスの中央銀行イングランド銀行は、金融政策を決める定例の会合で政策金利の据え置きを決めました。
イングランド銀行は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今月、すでに2度にわたる緊急利下げを実施しており、今回は、その効果を見極める判断をしました。
イングランド銀行は26日、前日まで開いた定例の会合の結果、政策金利を過去最低の水準となる0.1%のまま据え置くことを決めたと発表しました。

また、国債などを買い入れて市場に大量の資金を供給する量的緩和策の規模を6450億ポンド、日本円でおよそ84兆円とする方針を維持しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で金融市場が大きく混乱していることを受けてイングランド銀行は今月、すでに2度にわたる緊急利下げを実施するとともに、量的緩和策の拡大を決めています。

今回の会合ではこれらの対策の効果を見極めるため、金融政策の維持を決めたものです。

イングランド銀行は声明で、新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が急激に縮小し失業率が上がるおそれがあるなどと指摘していて、必要に応じて量的緩和策をさらに拡大する用意があるとしています。