五輪・パラ延期 都内のホテルは大打撃 清掃員雇用も厳しい局面

五輪・パラ延期 都内のホテルは大打撃 清掃員雇用も厳しい局面
東京都内のホテル業界は、新型コロナウイルスに加え、今回の東京オリンピック・パラリンピックの延期により、大きな打撃を受けています。これにより、ホテルの客室清掃員の雇用も厳しい局面を迎えています。
都内で8つのホテルの客室清掃を請け負っている会社では、東京オリンピック・パラリンピックを見越して、採用を増やし、400人余りのパート従業員を雇っています。

ところが、新型コロナウイルスの影響でホテルの稼働率は2割程度にまで落ち込み、清掃の仕事も激減しました。

そこで、1日当たり出勤するパート従業員の人数を3分の1にまで減らし、1人当たりの勤務時間も6時間から4時間に変更する対応を取りました。

パート従業員の女性は、すでに勤務時間が4分の1となり、収入に大きな影響が出ているということです。

女性は「生活は本当に厳しいです。でも、ほかの仕事も大変なので、少しでも、やらせていただけるだけで助かります」と話していました。

こうした中、会社が期待をかけていた東京オリンピック・パラリンピックも延期が決定し、今の苦境に拍車をかけることになりました。

もし、このまま宿泊客が増えない状態が半年以上続けば、400人いる従業員の半数ほどの雇用を維持することが難しくなるということです。

会社の担当者は「東京大会に向けて人材集めに相当力を入れました。延期になったことで、家族を抱えて、生活がかかっている従業員を企業として、どこまで支えてあげられるか不安があります」と話していました。