大相撲 一般公開予定の夏場所前の稽古総見中止に

大相撲 一般公開予定の夏場所前の稽古総見中止に
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、5月の大相撲夏場所を前に一般公開で予定されていた横綱審議委員会の稽古総見が中止となりました。
日本相撲協会は26日、都内で定例の理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた今後の対応などについて協議しました。

その結果、夏場所を前に、5月2日に予定されていた横綱審議委員会の稽古総見を新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中止することを決めました。
稽古総見は、東京・両国の国技館で年に1回、一般に公開されていて、毎回、数千人のファンが訪れています。

相撲協会によりますと、5月10日に初日を迎える夏場所の扱いについては、現時点では決まっておらず、理事会では、客席に一定の間隔をあけて開催する、あるいは春場所に続いて観客を入れない状態で開催するといった意見が出たということです。

相撲協会の芝田山広報部長によりますと、新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、力士に不要不急の外出を控えるよう求め、外国出身力士の帰国を基本的には認めないということです。

また、東京オリンピック・パラリンピックが、1年程度延期されたことを受けて、日本文化を発信する催しとして、8月12日と13日の2日間、国技館で予定されていた「大相撲東京2020オリンピック・パラリンピック場所」は、中止となりました。