外出自粛要請 テレワークで民間のサテライトオフィス利用増

外出自粛要請 テレワークで民間のサテライトオフィス利用増
東京都の外出自粛の要請を受けて、都内では従業員を出勤させずにテレワークにする企業もあり、民間のサテライトオフィスを利用する人が増えています。
東京 多摩市のサテライトオフィス「KEIOBIZ PLAZA」では担当者がマスクを着用したり、利用者が使用したあとの机やいすのアルコール消毒を行ったりと感染拡大の防止対策を徹底しています。

このオフィスでは、新型コロナウイルスの感染拡大で先月から今月にかけて、会社員の利用が1.5倍に増えたということです。

新宿の不動産会社に勤める44歳の利用者の男性は「東京都の外出自粛の要請を受けて、けさ、会社から従業員に一斉にテレワークにするようメールが来た。私は前から利用していたが、こういう状況なのでしかたないと思う」と話していました。

また2歳と8か月の2人の子どもがいる多摩市の男性は「今回のことがきっかけでテレワークを始めたが、感染のリスクが減るだけでなく通勤時間も短縮できるなどメリットも多い。家族のためにも会社のためにもよいことだと思う」と話していました。

京王電鉄沿線価値創造部の小林悠介課長補佐は「新型コロナウイルスの影響が今後も続くなか、これを機会にぜひサテライトオフィスを活用していただければ」と話していました。