北海道教育大中国人教授の拘束 中国が初めて認める

北海道教育大中国人教授の拘束 中国が初めて認める
北海道教育大学の中国人の教授が、去年、中国に一時帰国したあと、連絡がとれない状態が続いている問題で、中国外務省の報道官は「教授はスパイ犯罪に関わった疑いで中国当局の取り調べを受けている」と述べ、拘束していることを初めて認めました。
北海道教育大学で東アジアの国際政治史が専門の袁克勤教授は、去年5月、中国に一時帰国したあと、およそ10か月にわたって、家族や大学側と連絡がとれない状態が続いています。

袁教授について、中国外務省の耿爽報道官は26日の記者会見で「スパイ犯罪に関わった疑いで、中国の国家安全部門により法に基づいて取り調べを受けている」と述べ、中国の情報機関が取り調べを行っていることを明らかにしました。

中国政府が袁教授の拘束を認めるのは初めてです。

そのうえで耿報道官は「本人は犯罪事実について包み隠さず供述し、証拠は確かであり、すでに検察機関に送られた。当局は彼の司法に関する権利を十分に保障している」と述べました。

一方で、具体的な容疑の内容については明らかにしませんでした。

袁教授をめぐっては、長男の袁成驥さんや大学の研究者たちが先月5日、札幌市で記者会見を開き早期解放を訴えたほか、袁教授の職場復帰を求める呼びかけに800人近い日本人研究者などが署名するなど、中国側の対応に懸念が広がっています。