外出自粛要請 “不要不急”とは? 買い物はダメなの?

外出自粛要請 “不要不急”とは? 買い物はダメなの?
k10012351551_202003261959_202003262002.mp4
東京都は今週末は不要不急の外出を控えることに加えて、平日はできるだけ自宅で仕事を行って夜間の外出は控えることなどを呼びかけています。この「不要不急の外出」とはどういうことを意味するのでしょうか?
この「不要不急の外出」について東京都の担当者はスーパーや薬局などに食品や日用品、医薬品を買いに行くことや、病院への通院、仕事のため公共交通機関を使うこと、ランニングなど個人的な運動で公園を利用することなどを制限するものではないとしています。

ただ、特に用事がないのに外を出歩くことや密閉された場所に出向くこと、それに人と接触するような行動や大人数で集まったりすることは控えてほしいとしています。

小池知事 冷静な対応呼びかけ

東京都の小池知事は「週末は外出を控えていただくことはございましても、みなさんでわっと買い物にいくと別の意味の不安を呼びますので、この点もご協力のほどお願い申し上げます」と述べ、冷静な対応を呼びかけました。

「食料品の供給十分 買いだめ必要ない」江藤農相

農林水産省で開かれた新型コロナウイルスに関する対策本部で、江藤大臣は「食料の安定供給の体制は全く揺らいでおらず、十分な供給量が確保されているので、慌てて買いだめに走る行動は必要ない。国民の皆様には落ち着いた購買行動をとるよう、心からお願いしたい」と呼びかけました。

そして、江藤大臣はコメの卸売り業者や小売店の業界団体などに対し、これまでどおり円滑な供給を行うよう要請したことを明らかにしたうえで、農林水産省としても、食料品の流通状況の把握に努めていく方針を示しました。

農林水産省によりますと、コメは政府の備蓄と民間の在庫を合わせて、国内の需要6.2か月分に相当するおよそ380万トンあるほか、小麦はおよそ9割をアメリカなど海外からの輸入に頼っていますが、国内の需要2.3か月分に相当する、およそ93万トンの備蓄があり、供給が不足することはないとしています。