タイの中央銀行 経済成長率予測 大幅引き下げ 新型コロナ影響

タイの中央銀行 経済成長率予測 大幅引き下げ 新型コロナ影響
タイの中央銀行は25日、最新の経済見通しを公表し、新型コロナウイルスの感染拡大で観光や輸出産業が深刻な影響を受けているとして、ことしのタイの経済成長率の予測をマイナス5.3%へと大幅に引き下げました。タイには日系企業が数多く進出していて景気の冷え込みの影響が及びそうです。
タイの中央銀行は、25日開かれた金融政策を決める会合のあと、ことしのGDP=国内総生産の伸び率の見通しを公表し、前回・去年12月に予測したプラス2.8%から一気に8.1ポイント引き下げて、マイナス5.3%へと下方修正しました。理由については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で観光や輸出産業が深刻な影響を受けていることを挙げています。

タイ経済が5%を超えるマイナス成長に陥れば、アジアが通貨危機に見舞われた1998年のマイナス7.6%以来の低い水準となります。タイには、5000社を超える日系企業が進出していて、こうした企業にも景気の冷え込みの影響が及びそうです。

記者会見したタイ中央銀行の幹部は、「新型コロナウイルスの感染拡大で、タイの旅行客の数や輸出に厳しい影響が及んでおり、タイ経済はマイナス成長に陥る」と述べ、景気の先行きに強い懸念を示しました。