25日のヨーロッパの株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたアメリカの緊急経済対策への期待から、株価は値上がりしました。

25日のヨーロッパの株式市場は、アメリカ議会で緊急経済対策について与野党が合意したことを受けて、その効果への期待から幅広い銘柄に買い注文が膨らみ株価は上昇しました。

主な市場の株価指数の終値は前日と比べて、パリ市場とロンドン市場でおよそ4.5％、ドイツのフランクフルト市場でおよそ1.8％、イタリアのミラノ市場でおよそ1.7％、それぞれ値上がりしました。

市場関係者は「これまで先が全く見えないことでパニックのような売りが続いていたが、ある程度悪い材料が出尽くし、混乱はいったん落ち着いた形になっている。ただ、感染拡大の影響は深刻なままで、株価が安定するかは不透明だ」と話しています。