新型コロナウイルスの感染が世界的に深刻となる中、安倍総理大臣は26日夜開かれるＧ20＝主要20か国の首脳によるテレビ会議で、治療薬の開発など感染抑制に向けた連携を確認し、東京オリンピック・パラリンピックの来年開催への協力を呼びかける考えです。

新型コロナウイルスの感染は世界的に深刻な状況となっていて、安倍総理大臣をはじめ、Ｇ20＝主要20か国の首脳は日本時間の26日夜、臨時のテレビ会議を開き感染拡大への対応策をめぐり、意見を交わすことにしています。

Ｇ20首脳によるテレビ会議は初めてで、安倍総理大臣は日本として治療薬やワクチンの開発など感染抑制に向けた連携を主導する考えを表明し、経済の落ち込みに対する国際的な協調を確認したい考えです。

また東京オリンピック・パラリンピックの延期決定を受けて、来年夏までの開催への協力も呼びかけることにしています。

安倍総理大臣は25日、アメリカのトランプ大統領、オーストラリアのモリソン首相と相次いで電話で会談し、大会を１年程度延期し完全な形での開催に向けて緊密に連携していくことを確認していて、各国首脳の支持を広げ大会の成功につなげたい考えです。