「アシックス」来年までに性能アップはかる考え 五輪パラ延期

「アシックス」来年までに性能アップはかる考え 五輪パラ延期
東京オリンピック・パラリンピックが1年程度延期されることについて、アスリートたちにシューズなどを提供する大手スポーツ用品メーカーの「アシックス」は、来年の大会までにスポーツ用品のさらなる性能アップをはかる考えを明らかにしました。
これは神戸市に本社がある「アシックス」の廣田康人社長がNHKのインタビューに答えたものです。

廣田社長は延期の決定について「遅くとも来年の夏までには実施されるということがはっきりと決まったことはよかった」と述べ、歓迎する意向を示しました。アシックスは日本代表選手団が表彰式で着る公式ウエアを作っているほか、アスリートたちに競技で使うシューズなどを提供しています。

廣田社長は「大会が1年間延期されれば、その間に技術が進歩する。最新の技術を駆使したウエアやシューズの開発を進め、アスリートが実力を存分に発揮できるよう支援していきたい」と述べ、来年の大会までにスポーツ用品のさらなる性能アップをはかる考えを明らかにしました。

一方、アシックスは大会の公式スポンサーですが契約の期間はことし12月31日までとなっています。

来年以降オリンピックのロゴマークが入った商品を販売できなくなる事態を避けるため今後、会社と組織委員会の間で契約期間の延長について協議が行われるものとみられています。