都内で企業説明会 参加者が密集しないよう配慮 新型コロナ

都内で企業説明会 参加者が密集しないよう配慮 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大で就職活動中の学生を対象とした企業の合同説明会が相次いで中止となるなか、25日、都内で参加者が密集しないように配慮した説明会が開かれました。
東京 千代田区で開かれた説明会には都内の中小企業およそ40社と来年春に卒業予定の大学生らが参加しました。

説明会では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、参加者が密集するのを避けて企業の担当者は別の部屋に待機し、学生から指名を受けた場合のみ会場に説明に来る対応をとりました。

説明は企業の担当者1人と学生1人か2人の少人数で行われ座る間隔は1メートルほどあけ、説明が終わるごとにテーブルの上をアルコールで消毒していました。

大学3年の女子学生は「新型コロナウイルスの影響でインターネットで映像を流すだけの説明会が増えているので、実際に話を聞いて質問できるのはありがたいです」と話していました。

参加した情報サービス会社の担当者は「学生と接する場がことごとく無くなっています。採用は確保したいのでこういう場を設けてもらえたのは助かります」と話していました。

説明会を主催した「東京中小企業家同友会」の大脇耕司共同求人委員長は「内容を大幅に変更したうえで開催を決めました。感染拡大のリスクについては今後もしっかり判断していきたい」と話していました。