スルガ銀行とオーナー 調停成立見通し 440億円のローン解消へ

スルガ銀行とオーナー 調停成立見通し 440億円のローン解消へ
静岡県のスルガ銀行がシェアハウスのオーナーらに不正な融資を行っていた問題で、被害を訴えるおよそ260人のオーナーと銀行との間で調停が成立する見通しとなり、オーナーが抱える合わせて440億円のローンが解消されることになりました。
オーナー側の弁護団は、25日、東京 千代田区で会見を開き、被害を訴えるオーナー側とスルガ銀行が裁判所の勧告を受け入れ、調停が成立する見通しになったことを明らかにしました。

スルガ銀行をめぐっては、不動産業者から勧められてシェアハウスの購入契約を結んだオーナーたちに対し、融資の際に審査を通りやすくするために行員が書類を改ざんするなど、不正な融資が明らかになり、およそ260人のオーナーの弁護団が東京地方裁判所に調停を申し立てていました。

弁護団によりますと、オーナーらが所有するシェアハウスなどの物件を第三者が買い取り、スルガ銀行側はオーナーにローンの残高にあわせて解決金を支払い、ローンが残らないようにするということです。

この方法で、およそ260人のオーナーが抱えていた合わせて440億円のローンが解消されることになりました。

オーナー側の弁護団長の河合弘之弁護士は「画期的な方法で解決に至ったことはよかった。まだおよそ900人が泣き寝入りしているとみられ、被害の回復を図りたい」と話しています。

スルガ銀行「一日も早い解決に向けて」

スルガ銀行は「今回の不適切な融資の取り扱いで、多くのお客様にご迷惑をかけたことを改めておわびします。申し立てを行ったお客様と、シェアハウス問題の解決が図られたことで大きく前進することになりますが、お客様の状況に応じて引き続ききめ細かく対応し、一日も早い解決に向けて支援を行っていきたい」とコメントしています。