東京五輪・パラ“開催時期は夏に限らない“ IOCバッハ会長

東京五輪・パラ“開催時期は夏に限らない“ IOCバッハ会長
東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期を決めたIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長は、25日、電話形式の会見を開き、2021年の具体的な開催時期については、夏だけではなくさまざまな選択肢があるという見解を示しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、IOCのバッハ会長は24日、安倍総理大臣との電話会談に臨み、大会を1年程度延期し遅くとも来年の夏まで開催することで合意し、その後、開いた臨時の理事会で延期を正式に決めました。

バッハ会長は25日、すべてのメディアを対象に電話会見を開き、400人を超える記者が参加しました。

このなかでバッハ会長は、世界中で感染が拡大するパンデミックが加速するなか、延期の決定まで、3回開いた臨時の理事会の前後に組織委員会の森会長ら日本側と綿密な話し合いを行っていたことを明らかにしたうえで、アフリカや南米にも感染が広がったことが、最終的な判断のきっかけにつながったと説明しました。

そのうえで、来年夏までに開催するとしている大会の具体的な日程を探るため、大会の組織委員会やIOC、それに33競技すべての国際競技団体などからなる特別作業チームを立ち上げ、すでに具体的な時期の検討に入っていることを明らかにしました。

バッハ会長は「遅くとも2021年の夏までというのが合意であり、夏に限ることではなく、さまざまな選択肢がある」と述べ、開催時期は夏には限らないという認識を示しました。

一方で「なるべく早く判断したいが、今の優先事項は質のよい決定ができるかどうかだ」と述べて、日程を決める期限は明らかにしませんでした。

そのうえで「すべての参加者にとって安全な環境においてのみ、大会を行う」と述べ、感染の収束が絶対条件であることを強調しました。