アメリカ原子力空母の乗組員3人が新型コロナ感染

アメリカ原子力空母の乗組員3人が新型コロナ感染
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アメリカ海軍のモドリー長官代行は24日、記者会見し、原子力空母「セオドア・ルーズベルト」の乗組員3人が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにしました。
アメリカ軍の兵士らおよそ5000人を乗せた「セオドア・ルーズベルト」は今月上旬にベトナムのダナンに寄港したあと、太平洋上に展開していました。

アメリカ海軍によりますと、洋上に展開するアメリカ軍の艦艇の乗組員が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたのは今回が初めてだということです。

3人はすでに航空機で軍の医療機関に搬送されており、アメリカ海軍では感染が確認された乗組員と船内で接触した人を特定し、今後、必要に応じて隔離措置をとるとしています。

一方、エスパー国防長官は24日、軍の兵士らに対し、中国や韓国での感染の広がりを例に挙げ、アメリカ国内での感染拡大が今後、数か月間続く可能性があるとの認識を示しました。

そのうえで「あらゆる対策を講じる」と述べ、軍を挙げて感染拡大の抑止に取り組む考えを改めて強調しました。