ウガンダで日本人女性が殴られけが 新型コロナで言いがかり

東アフリカのウガンダに旅行で訪れていた日本人の女性が、新型コロナウイルスに関して何者かに言いがかりをつけられたうえ、側頭部を殴られけがをしました。海外では、新型コロナウイルスの感染がアジアから広がったとして、アジア系の人がからまれたり暴力を振るわれたりするケースが相次いでいて、外務省が注意を呼びかけています。
外務省によりますと、ウガンダの首都カンパラで21日午後9時ごろ、夫と2人で旅行に訪れていた日本人の女性が、外出先でバイクタクシーに乗ろうとした際に突然、何者かに「コロナ、コロナ」と言いがかりをつけられたうえ、側頭部を殴られました。

女性は殴られた拍子に地面に倒れ、右耳などにけがをしましたが、翌日、自分で隣国のタンザニアに移動し近く日本に戻る予定だということです。

外務省によりますと、ウガンダには日本人がおよそ250人住んでいて、以前から、新型コロナウイルスに関連付けてからかわれる事案が報告されていましたが、暴力を振るわれたのは初めてだということです。

海外では、新型コロナウイルスの感染がアジアから広がったとして、アジア系の人たちがからまれたり暴行を受けたりするケースが相次いでいて、外務省は、十分に注意するよう呼びかけています。