ミャンマー入国規制強化 ウイルス検査陰性の証明書必要に

ミャンマー入国規制強化 ウイルス検査陰性の証明書必要に
ミャンマー政府は、新型コロナウイルスの侵入や広がりを防ぐ対策として、25日午前0時からすべての外国人に対して、入国する際に新型コロナウイルスに感染していないことを証明する書類の提示を求めると発表しました。
書類はウイルスの検査結果が陰性であることを記したもので、なおかつミャンマーに向かう航空便に搭乗する72時間以内に発行されたものとしています。

アジアではインドネシアやベトナムなども同様の措置を取っていて、外交関係者や国連職員には例外措置がありますが、一般の外国人がミャンマーに入国することは極めて難しくなります。

ミャンマーはこれまでも水際対策を徐々に強化してきましたが、アメリカとイギリスから帰国した2人が新型コロナウイルスに感染していることが23日夜分かり、国内で初めての感染者となったことから、帰国するすべてのミャンマー人に対しても14日間の隔離を義務づけるとしています。

ミャンマーでは民主化の進展に伴って日本企業の進出も増え、外務省の統計によりますと、在留邦人は去年10月現在で3000人を超えています。

現地の日本大使館は、日本とミャンマーを結ぶ航空便が減っているほか、医療施設などの受け入れ態勢は日本と比較して必ずしも十分とは言えないとして、可能な人については日本への早めの帰国を検討するよう呼びかけています。