インド 外出制限 9割に当たる地域に拡大 新型コロナウイルス

インド 外出制限 9割に当たる地域に拡大 新型コロナウイルス
インドでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国内のほとんどの州と直轄地で不要不急の外出を控えるよう求める措置が取られるなど、市民生活への影響が広がっています。
このうち首都ニューデリーでは、地元政府が今月末まで不要不急の外出を控えるよう求める措置を23日に始めました。

インドでは同様の措置が24日までに国内の9割に当たる合わせて32の州と直轄地で実施されています。

これらの地域では、通院や食料品の買い物など生活に欠かせないサービスは制限の対象から外れていますが、民間企業のオフィスや工場は原則、閉鎖されています。

また、鉄道や長距離バスの運行、それに国際線の旅客機の到着などがすでに停止されているほか、25日からは国内線の旅客機の運航も停止される予定で市民生活や経済への影響が広がっています。

こうした中、モディ首相はツイッターを通じて市民に理解を求めるとともに、自宅にとどまるよう繰り返し呼びかけています。

インドでは24日までに492人の感染が確認されるなど、この1週間で感染者が急増し危機感が急速に高まっています。