株価 1100円超上昇 1万8000円台を回復

株価 1100円超上昇 1万8000円台を回復
24日の東京株式市場、日経平均株価は、1100円以上値上がりして、1万8000円台を回復しています。日銀によるETF=上場投資信託の大規模な買い入れで、株安に歯止めがかかるという期待が高まって、値下がりしていた株式を買い戻す動きが広がっています。
24日の東京株式市場は、取り引き開始直後からこのところ大幅に値下がりしていた銘柄を買い戻す動きが広がって、日経平均株価は、1100円以上値上がりし1万8000円台を回復しています。

取り引き時間中に値上がり幅が1100円を超えるのは、2016年11月以来およそ3年4か月ぶりです。

日経平均株価、午前の終値は、23日の終値より1138円95銭、高い、1万8026円73銭。東証株価指数=トピックスは39.65、上がって、1331.66となっています。

午前の出来高は、10億8091万株でした。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、日銀は、今月、金融市場の動揺を抑えるためETFの買い入れ額を当面、大幅に増やす追加の緩和策を決め、1日の買い入れ額が23日まで2営業日連続で2000億円を超えました。

市場関係者は「アメリカのトランプ政権が計画している総額2兆ドルの大型予算が早期に成立するのではないかという期待が出て、世界経済が減速することへの過度な警戒感がいくぶん和らいでいることも、株価を押し上げているのではないか」と話しています。