安倍首相「五輪 中止はない」「経済対策 強大に」自民党役員会

安倍首相「五輪 中止はない」「経済対策 強大に」自民党役員会
自民党の役員会で、安倍総理大臣は、「新型コロナウイルスの感染が拡大する中、オリンピックは延期すべきではないかという声が海外で高まりつつあり、IOCが4週間以内に結論を出すと決定したが、私の考えにも沿うものだ。中止はない」と説明しました。

また、「経済対策もしなければならず、新年度予算案の成立直後に、必要かつ十分な対策を講じていきたい。V字回復につなげる真に有効なものにしたい。現場や地域の声に耳を傾け、強大なものにしたい」と述べました。

これに対し、岸田政務調査会長は、来週30日に、経済対策について党の提言をまとめる考えを示しました。

自民 岸田政調会長「現金給付のような思い切った対策を」

自民党の岸田政務調査会長は、記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた追加の経済対策について、「現金給付のような思い切った対策を考えなければならない。給付の範囲は、規模やスピード感などさまざまな観点から考えなければならない。事前の期待値との関係で景気対策のイメージにも大きく影響するものであり、最終的には安倍総理大臣が決断することだ」と述べました。