国際線 北京到着便はすべて別空港で検疫 23日から実施

国際線 北京到着便はすべて別空港で検疫 23日から実施
新型コロナウイルスの感染が世界的に広がる中、中国当局は首都・北京に到着するすべての国際線の飛行機を対象に、まず国内の別の空港に着陸させて乗客の検疫を行った後、北京に向かわせる措置を23日から行うと発表しました。
対象となる便は北京に到着する前に天津や青島、それに上海など指定された12か所の空港のいずれかに着陸させるということです。

そのうえで乗客の検疫を行い、感染の疑いのない人だけをもとの飛行機に乗せて北京に向かわせるとしています。

中国当局はこの措置について、今月20日から北京行きの国際線のうち、中国の航空会社が運航する一部の便だけを対象としてきましたが、今回、すべての便に拡大しました。

中国では、21日も海外から入国した人45人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、特に北京などでこうしたケースが増えていることに警戒を強めています。