「新型ウイルスめぐる偽情報が中国などから発信」米国務長官

「新型ウイルスめぐる偽情報が中国などから発信」米国務長官
アメリカのポンペイオ国務長官は、新型コロナウイルスをめぐる偽の情報が中国、ロシア、イランから発信されていると強調し、国民に警戒を呼びかけました。
ポンペイオ国務長官は20日、ホワイトハウスで開かれた記者会見で、新型コロナウイルスの発生源がアメリカ軍だなどとする偽の情報がネット上で広まっていると不満を表しました。

そのうえで「偽情報は中国、ロシア、イランから発信されている」と強調し、国民に正しい情報を見極めるよう呼びかけました。

ポンペイオ長官はこのあと、みずからのツイッターに投稿した動画とメッセージでも、中国共産党などがこうした偽情報を流しているとして、「われわれの民主主義と自由を傷つける偽情報の発信を認めるわけにはいかない」と改めて警戒を呼びかけました。

ポンペイオ国務長官は、中国外務省の報道官が先週、ツイッターに「ウイルスはアメリカ軍が中国に持ち込んだものかもしれない」と投稿したのを受けて中国側に強く抗議したほか、イランについても情報統制を敷いているためウイルスの発生源が中国であることが伝わっていないなどと批判していました。