新型コロナウイルス アメリカが全世界でビザ発給停止

新型コロナウイルス アメリカが全世界でビザ発給停止
アメリカ国務省は20日、すべての国でビザの発給を一時停止すると発表しました。
アメリカは、18日からほとんどの国でアメリカ大使館や総領事館でのビザの発給業務を停止していますが、これをすべての国に拡大しました。

アメリカが、去年1年間で発給したビザは920万件を越えていて、大きな影響が出るのは避けられない見通しです。

ただ国務省では、ビザを免除する措置にもとづく渡航は、これまでどおり認めるとしているほか、緊急に渡航する必要がある場合は、大使館などに問い合わせるよう呼びかけています。

アメリカはビザの発給停止のほか、感染が拡大している中国やヨーロッパ各国、それにイランへの2週間以内の渡航歴がある外国人の入国は認めていません。

一方、アメリカ政府は19日、アメリカ国民の海外渡航に関する警戒レベルを最も厳しいレベル4に引きあげ、すべての海外渡航の中止を求めるとともに、各国に滞在している国民には、直ちに退避に向けた手続きを取るよう呼びかけています。