新型コロナウイルスの影響 NPT来月会議 延期見通し

新型コロナウイルスの影響 NPT来月会議 延期見通し
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来月開かれる予定の世界の核軍縮の方向性を議論する5年に1度のNPT=核拡散防止条約の再検討会議に関して、延期を提案する書簡が各国に送られたことがわかり、会議の初日に延期が決定される見通しです。
NPT再検討会議は、ニューヨークの国連本部で、来月27日から5月22日までの日程で、およそ190の締約国が参加して開かれる予定ですが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、延期が検討されています。

これについて、議長を務めるアルゼンチンの外務副大臣から各国に延期を提案する書簡が送られていたことが、アルゼンチン国連代表部の話しでわかりました。

これを受けて、来月27日の会議の初日にニューヨークに駐在する各国の代表の出席を求め、正式に延期を決定する見通しだということです。

いつまで延期するかについては、来年まで1年間という意見も出ていますが、アルゼンチンの国連代表部では各国の意見を集約して決定されるとしています。

国連では来月いっぱい、ほとんどすべての会議が中止もしくは延期となっています。