海外投資家 国債売る動き強まり長期金利上昇 新型ウイルス影響

海外投資家 国債売る動き強まり長期金利上昇 新型ウイルス影響
新型コロナウイルスの感染拡大で金融市場が動揺し、海外の投資家が主要通貨のドルを確保しようと、株式や債券を売り日本国債を売る動きも強まりました。国債が売られると金利が上昇する関係にあるため、長期金利は1年3か月ぶりの水準まで上昇しました。
金融市場では新型コロナウイルスの感染拡大に不安を募らせた海外の投資家などが、不測の事態に備えて手元に主要通貨のドルを置いておきたいと、株式などを売り記録的な株安をもたらしているという見方が出ています。

こうした動きが金融商品の中でも比較的安全とみられている債券市場にも広がり、日本国債を売る動きが強まっています。

国債の取り引きを仲介する「日本相互証券」によりますと、満期までの期間が10年の国債は、価格に相当する「単価」が今月に入って2%余り下落しました。

国債は売り手が増えて価格が下がると、利回りは逆に上昇する関係にあります。この結果、金利の上昇をもたらし日本の長期金利は18日、0.07%まで上昇し、おととし12月以来、1年3か月ぶりの高い水準となりました。

市場関係者は「大荒れの金融市場で投資家は先行きへの不安から比較的変動が少ない国債であってもリスクをとりづらい傾向にあり、売られているのではないか」と話しています。