米 軍が備蓄の医療従事者用マスク500万枚を拠出へ

米 軍が備蓄の医療従事者用マスク500万枚を拠出へ
アメリカのエスパー国防長官は17日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大への対応として、アメリカ軍が備蓄している医療従事者が感染を防ぐために使う「N95」という規格のマスクを最大で500万枚拠出する方針を明らかにしました。
このうち100万枚は直ちに厚生省が管轄する医療機関などへの配布を開始するということです。

また、最大で2000台の移動式の人工呼吸器を提供できるよう準備を始めたほか、アメリカ軍が保有する2隻の病院船も必要に応じて展開できる準備を進めているということです。

さらに、感染が広がっている州の要請に応じて、物資の移動や医療活動を支援するための予備役や州兵の動員を検討していることを明らかにしたうえで、「連邦機関が一丸となって取り組むウイルスとの戦いを支援するために必要なあらゆる措置を引き続き講じる」と述べ、対策に全力を挙げる考えを強調しました。