ニューヨーク市 外出禁止令を検討 新型コロナウイルス拡大で

ニューヨーク市 外出禁止令を検討 新型コロナウイルス拡大で
新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、アメリカ最大の都市、ニューヨーク市は、住民に外出を禁止する命令を出すかどうか検討していることを明らかにしました。アメリカでは、一部の自治体で夜間の外出禁止令が出されるなど影響が広がっています。
ニューヨーク市のデブラシオ市長は17日記者会見し、新型コロナウイルスの感染が急速に広がっているとしたうえで、「ニューヨークに住む人たちは外出禁止令が出た場合に備えておく必要がある」と述べ、住民に外出を禁止する命令を出すかどうか検討していることを明らかにしました。

詳しい内容は明らかになっていませんが、デブラシオ市長は今後48時間以内に外出禁止令を出すかどうか判断するとしています。

ニューヨーク市では17日の時点で、感染者が前日より351人増え、814人にのぼっています。

アメリカではニューヨーク近郊のニュージャージー州のホーボーケンで住民に夜間の外出禁止令が出されているほか、西部カリフォルニア州のサンフランシスコなどでも、住民に不要不急の外出を控え自宅にとどまるよう命令が出されるなど影響が広がっています。