プーチン大統領 ウイルス簡易検査の実用化へ日本と協力も

プーチン大統領 ウイルス簡易検査の実用化へ日本と協力も
ロシアのプーチン大統領は、ロシア国内では新型コロナウイルスの感染拡大は抑えられていると改めて強調する一方、ウイルスの簡易検査の実用化に向けて日本と協力する考えを示しました。
ロシアのプーチン大統領は17日、政府内の会議に出席し、新型コロナウイルスのロシアでの感染状況について、「地域と国家レベルにおいて時宜にかなった対策をとっているおかげで大規模な感染拡大は抑えられている」と述べ、ヨーロッパ各国などと比べて感染が確認された人が少ないとして対策の効果を強調しました。

一方、プーチン大統領は、ウイルスの簡易検査を実用化させるため、ロシアの政府系投資ファンドが日本との共同開発に投資を行うなど日本と協力する考えを示しました。

ロシアでは極東地域ですでに1月下旬には中国との国境にある検問所を閉鎖したのをはじめ、モスクワでは中国やイタリアなどから入国した人には14日間、自宅などから出ないよう義務づけ、違反者には罰金を科すなどの対策を進めています。

しかし、17日の時点で感染が確認されたのは114人となるなど増加していて、ロシア政府は18日から5月1日まで外国人の入国を制限するなど対策を強化しています。