欧州へのツアーの中止相次ぐ 新型コロナウイルス感染拡大で

欧州へのツアーの中止相次ぐ 新型コロナウイルス感染拡大で
ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることから、旅行各社ではヨーロッパを訪れるツアーを中止する動きが相次いでいます。
ヨーロッパに対する「感染症危険情報」について、外務省は渡航中止を勧告する「レベル3」の地域をイタリアなどで拡大したほか、それ以外のドイツやフランスなど26か国には、渡航自粛を要請する「レベル2」を出しました。

これによってヨーロッパのほぼ全域が渡航中止勧告か渡航自粛要請の対象となり、国内の旅行会社はヨーロッパへのツアーを相次いで中止しています。

このうちJTBは来月23日の出発分まで「レベル2」以上が出ている国に加え、イギリスとロシアに向かうツアーも中止を決めました。

エイチ・アイ・エスはイタリアやスペインなどを含むツアーを来月26日出発分まで、それ以外のヨーロッパのほぼ全域を来月6日の出発分まで中止にしています。

近畿日本ツーリストは「レベル2」以上が出ている国へのツアーを来月15日出発分まで中止にしたほか、日本旅行もイタリアは来月28日出発分まで、それ以外のヨーロッパのほぼ全域を来月7日出発分まで中止にしました。

また各社はすでに現地にいる旅行者に対しては電話やメールで、帰国を呼びかけるなどの対応を取っているということです。