海外から香港に入る人に14日間の経過観察求める 香港政府

海外から香港に入る人に14日間の経過観察求める 香港政府
香港政府は17日、マカオと台湾を除き海外から香港に入るすべての人に対して、自宅などで14日間の経過観察を求める措置を始めると明らかにしました。
香港政府トップ、林鄭月娥行政長官は17日午前、記者会見し、19日から、マカオと台湾を除いて海外から香港に入るすべての人に対し、14日間、自宅やホテルでの経過観察を求めると発表しました。

措置から逃れようとした場合には刑事責任に問われる可能性もあるということです。

香港政府は中国本土から香港に入る人に対して、すでに先月から同様の措置をとっています。

また香港市民の海外への旅行について、不要不急の渡航を控えるよう求める警告の対象を広げ、中国本土とマカオ、台湾を除くすべての国としました。

こうした対応の理由について林鄭長官は過去2週間に香港で確認された感染例のうち90%が香港の外から流入したケースだとして「地域内での感染拡大はある程度抑え込んでいる状態で、医療機関にはこれ以上の負担をかけないようにする必要がある」と述べました。

またマカオ政府も18日から香港と同様の措置をとることにしています。