新型コロナウイルス イラン支援に25億円拠出へ 外相

新型コロナウイルス イラン支援に25億円拠出へ 外相
世界で3番目に新型コロナウイルスの感染者が多いイランに対し、茂木外務大臣は国際機関を通じておよそ25億円を拠出し、医療関連の技術協力や物資供与を行う方針を明らかにしました。
政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今月10日、総額4308億円の緊急対応策を取りまとめ、このうち155億円をWHO=世界保健機関など6つの国際機関による感染国への緊急支援に充てることにしています。

これに関連し、茂木外務大臣は閣議のあとの記者会見で、「イランの感染者数は1万5000人にのぼり、中国やイタリアに次いで世界で3番目に多く、感染拡大は国際社会全体の大きな懸念材料だ」と述べました。

そして、「イランでは医療従事者や病院、検疫施設などを対象とした技術協力や物資供与などへの支援のニーズがあると承知している」と述べたうえで、国際機関に拠出する155億円のうち、およそ25億円はイランへの支援に充てる方針を明らかにしました。