千葉市 リスク低いと判断の図書館など一部施設の利用再開

千葉市 リスク低いと判断の図書館など一部施設の利用再開
千葉市は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために休館していた市の施設のうち、リスクが低いと独自に判断した図書館など一部の施設について17日から利用を再開しました。
千葉市は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今月3日から市立の図書館や体育館などおよそ100施設を休館としていました。一方、市民からは「休校中の子どもの居場所がほしい」といった要望が寄せられていたことから、市は感染リスクが低いと独自に判断した図書館や体育館のアリーナなどおよそ30か所の施設の一部について、17日から利用を再開しました。

判断は施設ごとの利用状況を踏まえて行われ、利用者どうしが近づかない弓道場などの利用は再開された一方、柔道や剣道の道場やプールの再開は見送られました。

このうち17日朝再開した千葉市立中央図書館では利用者どうしの間隔をあけるため、いすの数を減らしたり、窓を開けたままにしたりする対応がとられるなか、利用者たちは本を借りたり、勉強したりしていました。

子どもと訪れた34歳の女性は「どこが危険でどこが大丈夫か分からないので、基準を作って開けてくれると安心して使えます」と話していました。

千葉市の熊谷俊人市長は「施設の状況を細かく確認しながら、再開する施設を決めた。今後も、感染予防と市民生活の両立を図りながら乗り切っていくしかないと思う」と話していました。