原油価格 大幅値下がり 30ドル割れ 世界経済に懸念

原油価格 大幅値下がり 30ドル割れ 世界経済に懸念
新型コロナウイルスの感染拡大によって世界経済が深刻な打撃を受けるという懸念が強まったことで、国際的な原油価格が大幅に値下がりしています。
ニューヨーク市場のWTIの先物価格は一時、先週末より11%余り安い1バレル=28ドル台前半をつけました。

またロンドンの市場で取り引きされる北海産の原油の先物価格は先週末より12%余り安い1バレル=29ドル台半ばまで値下がりし、こちらも節目となる30ドルを割り込みました。

国際的な原油市場は、世界の経済活動の停滞によって需要の落ち込みが見込まれる一方、サウジアラビアやロシアなど主な産油国が増産を打ち出し、供給過剰となる懸念が強まっていて、価格の下落が続いています。