欧州の渡航中止勧告地域 滞在歴ある外国人も入国拒否へ 政府

欧州の渡航中止勧告地域 滞在歴ある外国人も入国拒否へ 政府
新型コロナウイルスのヨーロッパでの感染が急速に拡大していることから、政府は新たに、スペインの一部地域などに滞在歴のある外国人についても日本への入国を拒否する措置を実施する方針を固めました。
政府は16日夜、
▽スペインのマドリード州など3つの州、
▽イタリア北部のリグーリア州など4つの州、
▽スイス南部のティチーノ州、
▽アイスランド全土、について「感染症危険情報」を「レベル3」に引き上げ、渡航の中止を勧告しました。

そして政府は、日本への入国申請前の14日以内にこうした地域に滞在歴のある外国人について入国を拒否する措置を実施する方針を固め、近く対策本部で正式に決定することにしています。

また政府内では、渡航の自粛を要請しているフランスやドイツなどヨーロッパ各国からの日本人を含めた入国者を対象に、入国後14日間、自主的に待機してもらうよう要請する案も検討されています。

政府はこれまでに、中国、韓国、イタリア、イランのそれぞれ一部地域などに滞在歴のある外国人の入国を拒否する措置をとっています。