新型コロナウイルスの感染拡大で、ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会は17日に夏のオリンピック競技を統括する国際競技団体との電話会議を予定していますが、それに先立って電話会議の形式で臨時の理事会を開くことがわかりました。関係者によりますと、国際競技団体や各国・地域のオリンピック委員会との個別の会合の前に、情報の共有を図ることなどが目的だということです。

新型コロナウイルスはヨーロッパやアメリカでも感染が拡大し、世界各地で行われる予定だった東京オリンピックの代表選考に関わる大会が相次いで中止や延期となるなど影響が広がっています。

こうした状況を受け、ＩＯＣは17日、夏のオリンピックの競技を統括する国際競技団体の会長を集めた電話会議を予定していますが、それに先立って電話会議の形で臨時の理事会を開くことがわかりました。

理事会のあとには、国際競技団体との会議のほか、18日以降に各国と地域のオリンピック委員会などとの電話会議も予定されていて、関係者によりますと、個別の会合の前に現在進めている対策などについて情報の共有を図ることなどが目的だということです。