国内航空会社の売り上げ 3か月で3000億円減の見込み

国内航空会社の売り上げ 3か月で3000億円減の見込み
新型コロナウイルスの感染拡大による利用者の減少で、国内の航空会社の売り上げは来月までの3か月間に全体でおよそ3000億円減る見込みであることがわかりました。業界団体は、影響は5月以降も続くとみられリーマンショック後の落ち込みを超えるおそれがあるとしています。
国内の19の航空会社でつくる「定期航空協会」のまとめによりますと、感染拡大の影響で国際線・国内線ともに運休や減便が相次ぎ、今月13日時点の各社の予約状況は、国際線が去年の同じ月と比べて
▽今月は60%、
▽来月は46%、それぞれ減少しています。

国内線も今月と来月ともに45%の大幅な減少となっています。

この結果、国内の航空会社全体では、先月から来月までの3か月間におよそ3000億円の売り上げが減る見込みだということです。

これは、4兆円程度ある業界全体の年間の売り上げの1割程度に当たり、2008年に起きたリーマンショック後の1年間の減少額とほぼ同じ規模です。

定期航空協会は「5月以降も影響は続くとみられ、リーマンショック後の落ち込みを超えるおそれがある」と話しています。