半額以下も 岡山県のホテルが新型コロナウイルス対策プラン

半額以下も 岡山県のホテルが新型コロナウイルス対策プラン
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、売り上げが減少している岡山県倉敷市のホテルでは、宿泊客を増やそうとバイキング形式での食事の提供を取りやめ、一部の宿泊プランの価格を半額以下にする対策をとっています。
岡山県倉敷市にある「鷲羽山下電ホテル」は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って予約のキャンセルが相次ぎ、先月の売り上げは去年の同じ月に比べて8割ほど減りました。

宿泊客を増やそうと、今月からは感染を防ぐための対策としてバイキング形式での食事の提供を取りやめたほか、1泊朝食付きの価格を税込みで3300円とそれまでの半額以下にしました。

休校中の子どもがいる家族連れなどから予約が入っているほか、東京や大阪などで勤務する会社員がテレワークの場所として利用するケースもあり、今月末までの予約はおよそ250件に上るということです。

小学生の2人の孫などと訪れた高松市の男性は「休校になって以降、孫は家に閉じこもりがちだったので、外に連れ出すことができてよかったです」と話していました。

「鷲羽山下電ホテル」の岸伸良総支配人は「これほどの売り上げの減少は経験したことがありません。この価格ではほとんど利益はありませんが、試行錯誤するしかありません」と話していました。