東京株式市場 売り買い交錯 荒い値動き

東京株式市場 売り買い交錯 荒い値動き
日銀が16日、金融政策決定会合を前倒しで開き追加の政策対応に踏み切る見通しとなったことから、16日の東京株式市場では、取り引き開始直後に日経平均株価が200円以上値上がりしましたが、その後は売り買いが交錯し、荒い値動きとなっています。
新型コロナウイルスの感染拡大による金融市場の混乱に歯止めをかけるためアメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が16日朝、事実上のゼロ金利政策に踏み切ることを決めたのに続き、日銀も16日正午から金融政策決定会合を前倒しで開き、追加の政策対応に踏み切る見通しとなりました。

これを受けて東京株式市場では取り引き開始直後に買い注文が集まり、日経平均株価は一時200円以上値上がりしました。
しかしその後は200円以上値下がりするなど、方向感の定まらない展開となっています。

日経平均株価、午前の終値は先週末の終値より18円54銭高い1万7449円59銭。

東証株価指数=トピックスは、6.69上がって1268.39となっています。

午前の出来高は10億8429万株でした。

市場関係者は「日銀の政策対応への期待もある一方で内容を見極めたいという投資家も多く、方向感が定まらない展開となっている」と話しています。