ギリシャ リレー中止の聖火 急きょ展示始まる

ギリシャ リレー中止の聖火 急きょ展示始まる
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ギリシャ国内の東京オリンピックの聖火リレーが中止され一夜明けた14日、急きょ、聖火の展示がアテネのパナシナイコスタジアムで始まりました。
ギリシャ国内をめぐる東京オリンピックの聖火リレーは、13日、ギリシャ南部のスパルタでセレモニーの会場に想定以上の観客が集まったため、ギリシャオリンピック委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して、それ以降の聖火リレーを中止しました。

一夜明けた14日、ギリシャオリンピック委員会は、19日に開催都市の東京に聖火を引き継ぐ、引継式が予定されているアテネのパナシナイコスタジアムで、急きょ、聖火の展示を始めました。

聖火は、スタジアムのフィールド内に置かれた金属製の器の上にともされ、オリンピックの旗や国旗とともに展示されています。

パナシナイコスタジアムは、新型コロナウイルスの影響でこの日から閉鎖され、一般客の立ち入りはできませんが、門の外から聖火を眺める観光客などの姿が見られました。
東京大会の組織委員会によりますと、ギリシャオリンピック委員会は、聖火を引継式の前日の18日夜までスタジアムで展示し、19日朝に引継式の準備のためいったん別の場所に移すと説明しているということです。