聖火リレー ギリシャで中止 国内では予定どおり実施へ

聖火リレー ギリシャで中止 国内では予定どおり実施へ
ギリシャ国内での聖火リレーが中止になったことを受けて、東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会は、今月26日から始まる日本国内の聖火リレーなどは「予定どおり実施する」とコメントを発表しました。
ギリシャで12日に始まった聖火リレーは南部のスパルタで多数の観衆やメディアが集まり新型コロナウイルスの感染拡大を懸念してそれ以降の国内でのリレーが中止されました。

これを受けて東京大会の組織委員会はコメントを発表し今月19日に首都アテネで予定されている聖火の引継式については「無観客だが、予定どおり実施することについては、ギリシャオリンピック委員会が決定していると連絡を受けている。引き続き関係団体と緊密に連携していく」として変更が無いことを強調しました。

引継式ではスタジアム内での聖火ランナーとしていずれも金メダリストで柔道の野村忠宏さんやレスリングの吉田沙保里さんが登場する予定です。そして、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」から始まる日本国内の聖火リレーについては「日本政府の感染防止対策のもと、安全・安心を確保したうえで地元自治体と連携し、予定どおり3月26日から国内リレーを実施する」と現段階でスケジュールの変更はないという考えを示しました。

そのうえで、「IOCと組織委員会は、7月24日の東京大会の開幕に向けて、これまでどおり緊密に連携して準備を進める方針を改めて確認した。安全で安心な大会開催に向けて、関係者一同尽力する」と強調しています。