「新型コロナで困っています」アプリで出荷できない食材を支援

「新型コロナで困っています」アプリで出荷できない食材を支援
新型コロナウイルスの感染拡大で、出荷できない野菜や魚などを消費者に直接販売し、生産者を支えようという取り組みがインターネットで広がりを見せています。
岩手県に本社を置き、東京にオフィスを構える食材販売のアプリの運営会社では感染の拡大を受けて、今月から新たな取り組みを始めました。

イベントの中止や休校に伴う給食の取りやめなどで、出荷できなくなった食材を、アプリの特集ページで紹介し、農家や漁業者と消費者を直接つなげようというものです。
「#新型コロナで困っています」と入力して検索すると、食材の一覧が表示され、生産者がどのような影響を受けているかという情報も表示されます。

今は、きのこや、ねぎ、いちごなど、およそ30の食材が販売されています。

感染拡大の影響を受ける生産者を、インターネット販売などで支援する動きは、ほかの会社などでも行われていて広がりを見せています。

アプリを運営する「ポケットマルシェ」の高橋博之社長は「今は既存の流通が機能不全に陥っているので直接、生産者と消費者がつながり救われることで、経済を回していければ」と話しています。