「緊急事態宣言」可能にする法案 成立へ 野党は森法相を追及へ

「緊急事態宣言」可能にする法案 成立へ 野党は森法相を追及へ
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新型コロナウイルスのさらなる感染拡大に備え、「緊急事態宣言」を可能にする法案は、13日参議院で質疑と採決が行われ、成立する見通しです。一方、野党側は、森法務大臣の東日本大震災をめぐる答弁について、追及することにしています。
新型コロナウイルスの感染がさらに拡大した場合に備え、総理大臣が「緊急事態宣言」を行い、都道府県知事が外出の自粛や学校の休校などの要請や指示を行うことを可能にするための法案は、12日、衆議院本会議で自民・公明両党や立憲民主党などの賛成多数で可決され、参議院に送られました。

参議院では、13日、内閣委員会で質疑と採決が行われたあと直ちに本会議でも採決され、法案は成立する見通しで、政府は、14日施行する方針です。
一方、森法務大臣が「東日本大震災の際に検察官が最初に逃げた」などと答弁したことに野党側が反発し、12日参議院予算委員会などは開かれず、安倍総理大臣が森大臣を厳重注意しました。

野党側は、13日開かれる衆議院の法務委員会で、森大臣に発言の真意をただすなど、追及することにしています。

これに対し、与党側は新年度予算案の成立に向けて着実に審議を進めたい考えで、与野党の間で予算審議の日程などをめぐって協議が行われる見通しです。