欧州株 下落率が一時10%超に 欧州中央銀行の利下げ見送りで

欧州株 下落率が一時10%超に 欧州中央銀行の利下げ見送りで
新型コロナウイルスの対策として、アメリカがヨーロッパからの入国停止を発表したことを受けて全面安の展開となっている12日のヨーロッパの株式市場は、ヨーロッパ中央銀行が、市場が期待していた利下げを見送ったあと、一段と値を下げ、下落率はパリ市場などで一時、10%を超えました。
12日のヨーロッパの主な株式市場は、アメリカが、イギリスを除くヨーロッパからの入国を一時、停止する措置を明らかにしたことで、経済に対する影響への懸念が一段と強まって全面安の展開になっています。

午後になって、新型コロナウイルス関連の景気対策として市場から期待が高まっていた利下げをヨーロッパ中央銀行が見送ったことを発表すると、株価はさらに値下がりしました。

主な市場の株価指数の下落率はパリ市場やドイツのフランクフルト市場、それにイタリアのミラノ市場で一時、10%を超えました。