東京五輪ホストタウン ブルガリアへの市民派遣中止 山形 村山

東京五輪ホストタウン ブルガリアへの市民派遣中止 山形 村山
東京オリンピックで、ブルガリアの新体操代表チームのホストタウンになっている山形県村山市は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、来月予定していたブルガリアへの市民の派遣を取りやめました。
村山市は、ホストタウンとしての活動が特に熱心なことで知られ、市などで作る委員会では、ブルガリアの新体操連盟の招待を受けて、来月10日に現地で開幕するワールドカップの出場選手を応援するため3人の市民を派遣する計画でした。

しかし世界的に新型コロナウイルスの感染が広がる中、移動中に空港などで感染するおそれがあるとして、計画の中止を決めたということです。

今回の派遣には市民など、およそ400人で作るファンクラブの代表も参加し、メンバーがミシンで縫い上げた幅5メートルのブルガリアの国旗に寄せ書きを入れて、ワールドカップの会場で掲げる予定でした。

また選手やコーチ一人一人に、お守りを作って手渡す予定だったということです。
現地に派遣される予定だったファンクラブ代表の小室けい子さんは「中止になったのはとても残念ですが、応援しようという気持ちが一層強くなりました。オリンピックの本番では一緒に金メダルを取ろうという気持ちで応援します」と話していました。

WHO=世界保健機関によりますと、ブルガリアでは、これまでに少なくとも10人の感染が確認されています。