レスリング五輪世界予選 6月に延期 新型ウイルス感染拡大で

レスリング五輪世界予選 6月に延期 新型ウイルス感染拡大で
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、来月からブルガリアで行われる予定だったレスリングの東京オリンピック世界予選が、6月に延期となりました。
これは世界レスリング連合が11日、ホームページで発表しました。

それによりますと、レスリングの東京オリンピック世界予選は来月30日からブルガリアで行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて6月上旬に延期することを決めたということです。

世界レスリング連合は、「各国が新型コロナウイルスと闘っている中、我慢強く警戒する必要がある。アスリートの健康と幸福が最優先事項だ」などとしています。

レスリングでは、キルギスで行われる予定だったアジア予選も中止となり、開催地や時期が不透明な状況が続いています。

日本からは10人の選手がアジア予選に出場し、ここで出場枠を獲得できなかった場合は、世界予選に出場してオリンピック代表内定を目指すことになっていました。

日本レスリング協会の西口茂樹強化本部長は「世界予選を6月に実施すると発表してくれたおかげで、アジア予選も5月ごろかなと、少し逆算しやすくなった。依然不透明なことが多いが、これを基準に強化を進めていくことができる」と話しています。