イタリア北部「集中治療室足りなくなる 非常に危険」専門家

イタリア北部「集中治療室足りなくなる 非常に危険」専門家
新型コロナウイルスの感染が急速に広がっているイタリア北部で、対策にあたっている専門家がNHKのインタビューに応じ、北部の医療態勢について「集中治療室が足りなくなる事態に近づいており、非常に危険な状況だ」と訴えました。
イタリアでは11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2300人余り増えて1万2462人に上り、中でも北部で感染が急速に広がっています。

こうした中、北部ミラノにあるサンラファエレ大学でウイルス学を専門とするブリオーニ教授が11日、テレビ電話でNHKのインタビューに応じました。

この中で、イタリアで感染が広がった理由について、中国から帰国した人以外への警戒が十分ではなかったため、感染者をすぐに見つけられなかったとしたうえで、「病院内で感染が始まってしまった」と指摘しました。

また、感染者の死亡率が6.6%と比較的高いことについて「高齢者にとって新型コロナウイルスはより危険だということが分かっている」と述べて、イタリアが高齢化社会で感染者に高齢者が多いことが背景にあるのではないかという見方を示しました。

そのうえでブリオーニ教授は、北部の医療態勢について「病院は患者でいっぱいで圧倒されそうな状況になっている。集中治療室が足りなくなる事態に近づいており、非常に危険な状況で、感染を遅らせないといけない」と訴え、感染の広がりを抑えることが欠かせないと強調しました。